限りなく薄く、限りなくスマートなアクションを追求したTHIN BILLFOLD(シンビルフォード)
始まりは1990年代半ばに弊社より発売されたトラベラーズウォレットの付属パーツ(ウォレットから分離するビルフォード)として採用されたことに端を発し、その利便性からTHIN BILLFOLDそのものにもカードが収納出来る独立したビルフォードとして直ちに再開発されました。
それ以降、FUNNYを代表する隠れた名作として長年愛用いただいている目の肥えたTHIN BILLFOLDファンやリピーターは多く、そのマニアックさゆえのこだわりから"究極"を目指し、常に細かなマイナーチェンジを繰り返し行なって来た結果、これまでのTHIN BILLFOLDを更に進化させた現在のストラクチャーバランス＝カタチへと辿り着いています。
このTHIN BILLFOLD最大の特徴は、カジュアルにもフォーマルな場面でもこだわりの薄さで嵩張らず、カードもお札もワンアクションでサッと取り出せるスマートさが粋で心地良く、マネークリップの要素を重視したシンプルなスタイルでありながらこのサイズにして必要最低限のカードが収納出来るコンパクトさは、当時からこだわり抜かれた究極のミニマリズムであり、時代が追いついたという表現は兎も角、時代を先取りしていたスタイルであったことは最早言うまでもありません。
開発者であり、FUNNYの創業者である"MASTER"が、当時このTHIN BILLFOLDのために自身のウエスタンシャツの胸ポケットにこだわっていたのは知る人ぞ知る逸話であり、そのイズムは今尚私達に引き継がれています。
本製品は馬の臀部（コードバン）の皮革を使用しています。馬の皮革の中でも特別に区別されるコードバンは、一頭から極僅かしか取れないばかりか、大変デリケートな素材であるがゆえ手間ひまかけて仕上げられるため、世界的にも数社しか現在生産していない大変希少な素材です。FUNNYでは日本でも数社しかないコードバン製革を行えるタンナーに依頼し、水染め・オイル仕上げを経て熟練職人の手作業による磨き込みの工程を丁寧に行うことで透明感のあるナチュラルな見た目など、コードバンならではの魅力を最大限に引き出しています。
スナップボタンにはサドルの装飾からインスパイアされ開発されたFUNNYオリジナルのビクターコンチョを装着しました。